2017年度 1日講座 第3回
『竹皮でカゴ作り』
開催日時2018年3月4日
場所登呂博物館

竹の皮で、カゴ作り

アートロ発、物づくりの1日講座。
3回目は「竹皮でカゴ作り」、講師は第2回に引き続き、本間一恵さんです。
できれば普段からラップやアルミホイルを使わずに暮らしたい…竹をナイフで切るのは大変だけど、竹皮でおにぎりを包むのは安全にできるかも? と思った本原さんが、本間さんに相談。実現したのがこのカゴ作りです。

(本間さん)前々から、土から採れる素材を編むことをしていました。この講座で楽しさを知ってくれたらうれしいです

講座は、2017年6月にアートロメンバーが竹林で竹を採り、竹皮を切っている映像を見るところから始まりました。実は、市場に出回っている竹皮の97%が中国産。
本原「日本には、皮が扱いにくいモウソウチクが多い。マダケの竹やぶを探すのが大変だった」
今回、材料として用意されたのは、この時の国産マダケの皮と、市販の中国産の皮。水につけておいたこれらの素材を、参加者が自分で選びます。

カゴ作りの流れ
・竹皮を選ぶ
・24本のストラップを作る
・底から作る方法でカゴを作る(その後、壁から作る方法にチャレンジ)

竹皮はまずタテに半分に割り、それをさらにもう半分にします。1本1本両側を折り曲げて形を整え、細いストラップを作ります。理想は幅1.5cm。これを24本用意します。

ストラップがそろったら、いよいよカゴを編んでいきます。まずは底の部分。
タテ6本、ヨコ6本を、一本おきに上下させて平らに編みます。先端が尖っているものと平らなものを交互になるように。

本間さん「中央になる竹皮は長めのものを使ってください。角はずれないように洗濯ばさみでしっかり止めてくださいね」

編んだ部分の一部がカゴの底になるので、小さいと思ったら両側に1本ずつ足して大きさを調整します。思うようにいかない人は上手な人の作業を見に行ったり、早くできた人が周りに教えたりと、コミュニケーションも生まれます。

平面が完成したら次に角を作り側面を続けて編みます。平面を作った際のタテ6本ヨコ6本を、それぞれ3:3に分けて、組ませていくと角ができて立ち上がります。「立ち上がりの部分が難しい」との声も。同じ方法で4つの側面を編み続けます。

参加者「自然の素材だから、やはり作るの難しいですね」

(本間さん)上下上下…となるように意識して編んでいくと、間違えにくいですよ!

乾くとパリパリになってくるので、時々水をかけながら進めます。参加していた親子は、水をかける係と編む係に分担して作業していました。大きさや形は作り手によってさまざま。竹皮が細いと隙間ができてしまうので、そうならないためにはきつく編み込んでいくことが必要です。

4つの面がある程度の高さになって形ができたら、余った竹皮は外側に折り、カゴの編み目の中に目立たないよう埋め込んでいきます。それでも余ったものはハサミで切って整えて完成。
みなさん、バッグのように取っ手を付けたり、ふたを付けたりと、個性あふれるカゴができました。

ここで本間さんが他の編み方も伝授してくれました。こちらはまず「シリンダー状」に側面を作っていく方法。編んだものを筒状に丸め、両端を編んでつなげます。それを裏返して底を編む。みんなでトライしたものとは違う方法に「先生の作り方を見ていると、理解できる!」と、さっそくチャレンジしてみる人も。

(本間さん)今日のは中級編ですが、別の編み方に何人も挑戦してくれてよかった。自然素材から作るのは大変だけど、できれば何個も作って細い形や太い形など、工夫していって下さい

残った皮で小さいかごも作りました。マトリョーシカみたいで可愛いです。

木佐貫 義人

上手くいかねぇなあ、という時、常に材の問題に行き当たります。丸まっちまうのはダメだ。本間さんは、自然素材はそういったものでもあるということも伝えてくださって、いつもありがとうございます。

こんなにちゃんとしたカゴが接着剤を使わずに作れるなんてすごい!