2017連続講座 講師紹介 相良育弥さん

竹中大工道具館の佐藤浩司先生の講演会へ行った時、隣にいらしたのが、相良育弥さん。
いでたちから「大工さんですか?」と尋ねるとシャツに縫い付けたロゴ“くさかんむり”を見せながら「茅葺き職人です。」と、爽やかな笑顔。
阪神淡路大震災があった時、彼は中学生だったそうです。大工で、田んぼをやっていたお祖父さんがいて、「うち、何にも困らなかったんです。」それが今の仕事の原点だと聞きました。
登呂遺跡公園には、田んぼとして使っていない場所があります。そこに屋根材となる葦を植えようという案があり、博物館から「奈良の葦がいいので、それを移植して。。」という話が出ました。泥屋根だった可能性もあり、本当のところ、実はわかってないとも聞きました。
自分たちで住まいをつくりたいこと、その材も育てて、修繕できるようにしたい、と相良さんに相談すると、
「足元にあるもんでやればいいじゃないすか?小麦しかないなら、小麦で屋根葺くし、ぼくの住んでるとこは、田んぼの畦にススキを植えて、それを屋根に使ってたんですよー。稲あるんなら、それ使えばいいじゃないすか?ちゃんと葺けば、稲藁でも2〜3年もちます。しかも葺き替えるとき、屋根に使た藁は、田んぼにすごくいい肥料になるんですよ。」
アートロの田んぼでは、いろいろな種類の稲を育てています。
今、育てている品種で、屋根材に向いたのがあるといいなぁ。
しかも、それは美味しかったらもっといいなぁと、いろいろ相談してみたいです。
相良さんは今、オランダの茅葺き屋根集落を訪問後、イギリスで「世界茅葺き会議」に出席中です。今だからできる新しい取り組みもお聞きしたいです。
2018年3月11日連続講座⑥「修繕しながら暮らす。〜茅葺き屋根って葦だけじゃなかったの?」の講師をお願いします。